ラジオCMで有名な「ナビクル」WEB版
かんたん車査定ガイドはスマホコンテンツで有名なエイチームが運営する車買取一括見積サイトです。
テレビ・ラジオのCMで有名なナビクルも一括見積の中身は、かんたん車査定ガイドと全く同じになっています。
従来は登録している業者が大手チェーン中心で、数よりも品質を強みにした一括査定サービスでしたが、2020年6月より運営方針が大幅に変更されました。
かんたん車査定ガイドの最新情報をどこよりも詳しく解説いたします。
業者登録要件が緩和
従来は、業界屈指の厳しい登録要件を設けて、提携業者数を限定する運営をしていましたが、2020年6月より登録要件が大幅に緩和されて提携業者数が増加しました。
公式サイトの「提携査定会社の一覧」で表示されていない業者も多数参加している模様で、中小規模の買取業者が増えた印象を受けます。
現在はズバット車買取など、類似するサービスとコンセプトの違いがなく、ナビクルを通じたラジオCMと運営会社のエイチームならではのネット集客による広告活動を強みにシェアの拡大を図っている様子です。
提携業者数が減少していた
2016年頃は大手チェーンを中心に厳しい登録要件をクリアした買取店が50社ほど登録していましたが、少しずつ提携業者数の減少が進み、2020年5月時点では40社まで減少していました。
提携業者数が少ないことや、大手チェーンのみの比較になる特性から、申込件数の減少や成約率の低い問題があったのでしょう。
ナビクルとの違い
積極的な広告戦略で、現在はかんたん車査定ガイドよりもナビクルの知名度の方が高くなりました。
ナビクルは全く同じ会社が運営していて、中身も完全に車査定ガイドと同じです。
かんたん車査定ガイド自体の運営実績が約7年と短く、ズバットなどの大手に劣っている現状を打破すべく、ラジオCMに力を入れるようになります。
ラジオでのCMをする上で、覚えやすくて親しみやすい名称に変更した派生ブランドがナビクルです。
ナビクルとかんたん車査定ガイドのどちらを利用しようか迷った方は、どちらを選んでも問題ありません。
運営会社が同じでキャンペーン等も基本的に同時開催しています。
査定相場はナビクルでチェック
車一括査定サイトは、ホームページで車を売るための様々なコンテンツを発信しています。
その中でも需要が高いのが中古車相場や査定相場情報です。
かんたん車査定ガイドとナビクルはそれぞれ査定相場情報を用意していますが、私が見た印象ではナビクルの方が有益な情報です。
ナビクルでは車種ごとの査定相場の推移を紹介しています。
愛車が時間の経過とともに、どのように査定相場が変化しているのが分かるのは大変参考になり最適な売り時を逃さないための重要なツールになります。
時間がある方は双方のサイトをはじめ、大手一括査定サイト等で査定相場情報をチェックしてみましょう。
大手は更新を頻繁に行っていて私が車買取専門店で勤務していた時も業界動向を知れるツールとして重宝していました。
また、車種と年式別の中古車相場検索サービスは、75万台のオークションデータを活用し毎月更新しているズバット車買取も精度が高いです。
双方を照らし合わせることで、より現実味のある概算相場を知ることができます。
地域格差がある
2020年6月より提携会社数が大幅に増加しましたが、カーセンサーやズバット車買取に比べると提携会社数が少なく、比較できる業者は地域によって格差が生じています。
全般的に地方は弱い傾向が強いほか、東京都世田谷区で国産コンパクトカーの条件で申込したところ、ビッグモーターとアップルの2社しか査定可能業者の表示がされませんでした。
大手のみで比較したい方には良いですが、中小規模の買取専門店など幅広い業者を比較したい場合は、ライバルに劣る面があります。
また、実際に申込フォームを入力して査定可能業者の詳細を見る段階で、メールアドレスの入力と携帯電話番号によるSMS認証が必要になるので注意しましょう。
今後の成長に期待
現在は厳しい登録要件で厳選した業者のみを紹介する強みがなくなり、類似サービスと比較したメリットがありません。
提携業者数は増加中ですが、現時点では査定申込できる業者数が他より少なくなるので注意してください。
大手のエイチームが運営する一括査定サイトですので、今後は広告活動や車買取店への営業活動を通じて大きく成長する可能性があります。
一部で他の一括査定サイトには登録していない買取業者が登録している事例もあるので、気になる方は申込確認画面まで進んでみてください。
まだ新しい体制に変わってから日が浅いため、無難な一括査定サイトを活用したい方はカーセンサーかズバット車買取を活用するとよいでしょう。